顎が痛くなった。
場所は、頬の耳寄りの部分(下顎の端の部分)。
今回は平衡感覚に違和感が出たため病院に行った。
そのときお医者さんに聞いた話などの知見。
症状・前提
2,3年おきくらいで痛くなるのだが、
2,3ヶ月放って痛みに耐えてると治る。
今回は痛くなりだしてから2週間ほど経ったところで、
これまで痛くなったときよりも口が開かなくなったのと、
平衡感覚に違和感が出てきて常に傾いているような感覚になった。
顎と耳の三半規管は密接に関わっているらしく、平衡感覚に影響することもあるらしい。
ちょうど会社の人にそれを話したら、
口腔外科(こうくうげか)に行ったらいいと言われた。
口腔外科の病院を調べると、だいたい歯医者で一緒にやってるみたい。
口腔外科に行った
最寄りの歯医者さんのWEBサイトをみると
口腔外科とも書いてあったので行った。
初診料がかかるので、いつも行ってる歯医者があれば
そこで口腔外科もやってないかみてみるといいと思う。
顎を触ってもらいながら、口をパクパクして
触診してもらった。
結果、その場での治療はなかった。
なかったし、先生の話では顎関節症の治療は歯医者ではできないとのことだった。
痛さの原因について、
痛い部分が顎の関節であり、
そこには関節円盤(かんせつえんばん)という軟骨があり、それの調子が悪くなっているかららしい。
その軟骨は、骨と骨の間のクッションの代わりのようなもの。
食事や会話で顎を動かしたときに、その関節円板が間に入ってくれてクッションな役割をしてくれているみたい。
それが、何かのひょうしで顎を使い過ぎたとか、変な体勢で寝たとか、たて肘を長時間ついたとかで
負担がかかったりしたときに悪くなるらしい。
炎症を起こしたり、硬くなってクッションの役割ができなくなっていたりするとのことだった。
解決方法
先生の話だと、現状の歯医者や口腔外科の科学の力では、顎関節症をなおす術がないらしい。
すぐに直すとしたら、大きな病院に行って手術して、
その調子の悪い関節円板を直接触って治療したりするらしい。
口が1ミリくらいしか開かないくらいひどいとか、
どうしても我慢できない痛みで手術してでも治したいとかであれば
検討してみるのも手かもしれない。
すぐに直さない方法であれば、
しばらくの間、根気強く痛みに耐えて、痛みがおさまるのを待つ。
痛みに耐えるのがつらいようであれば、鎮痛剤を飲んだり、
患部を温めるのがいいとのことだった。
私はこれで7,8年、痛くなるたびにしのぐ方法で対応している。
また、食事をしていて痛いときは、
痛くないほうの歯で噛むようにする。
噛んでも顎が痛くない柔らかいものであれば、
両方の歯で噛むようにする。
また、寝ている間に歯ぎしりをしている可能性もある人は
それが負担になって痛みになっているかもしれない。
もし歯ぎしりをしているようであれば寝てる間にマウスピースを使うのも
痛みを緩和する有効な手段ということだった。
マウスピースが欲しければ、口腔外科のお医者さんに言えばいいらしい。
最後に
これまでは、「痛いけど、しばらく我慢したら痛くなくなるからいいや」
と思っていたが、心の奥では「もしかしたらちゃんと治療したほうがいいのかな?」
と思っていた。
今日、お医者さんに話を聞いてもらって、
どうしても治したかったら手術もできるけど
放っておいて痛みがなくなるケースも多く
そうやって治すのも良いと聞いて安心した。
しばらくは鎮痛剤を使いながら痛みが引くのを待とうと思う。