【サポーターズCoLab勉強会】副業/フリーランスことはじめ
https://supporterzcolab.com/event/361/
に行って来たので、そのときのレポート
今回話す内容
- 仲介会社を使わず、コミュニティで仕事を見つけて行く方法
- 業務委託でやっていくにあたっての基礎知識と落とし穴・塞ぎ方
- 辛いところなどの雑談
フリーランスと副業の違い
フリーランス
業務委託契約
特定の業務処理についての契約
業務委託
労務を約束し、報酬支払いを受ける契約
フリーランスのはじまり~終わり
はじまり
- クライアントから業務についての説明
- 秘密保持契約を結ぶ
こういう情報は外に出したらいけないよという内容の約束 - githubとかでソースみたり構成を聞いたりして見積もり
- 見積もり額をクライアントに提示、金額と期間の交渉
- 金額と期間、進め方の承認
- 業務委託契約書を結んでGO
おわり
- 業務、成果物をクライアントにもらう
- 修正依頼が契約範囲内か確認、やるやらの相談
- クライアントから1についてokもらったら請求書発行
- 入金確認後、終わり
契約の種類
主に2つ種類がある
準委任契約
コミットに対して支払いが発生する
→ e.g. 作る人はいるけど、それを手伝う
デメリット
しれっと契約範囲外の依頼が飛んできてしまう。レビューなど。
メリット
コミットベースなので、事故っても働いた分だけ請求ができる。
請負契約
成果物に対して、支払いが発生する。
→ e.g. 作る人がいないから丸っとお願い的な
デメリット
これは納品に値しないと、無限に修正依頼がきてしまうリスク
→ 自分の資金が尽きてしまう。
メリット
期間が長いものだと労働単価が高い。
期間よりも短く終わらせたら、その分単価が上がる。
契約書のテンプレ(オフレコ)
オフレコでサンプルを見せてもらいました。
死にかけた話
請負の死にかけた案件
仕様がザルで、クライアントが銀行からなんとか借りてきたお金でなんとかできない?とか言われて始まった
「いい感じにやっといて」とか言われる
納期遅延した結果、「減額しないけど、キリのいいところでいいよ」で終わった…(なんだったのだろう)
請負の死にかけた案件2つ目
製品マニュアルのデータが散らかっているので、新しく乗せ替えるという案件
DB設計はあとで渡すからと言われたが、永遠に渡されず、
こういうことしてもらえませんか?という当初とは違うことを言われる毎日、更に迫る期日。
からの、「間に合わなかったから減額」ということを言われて喧嘩をしたりした。
準委任の死にかけた話
いま外注してるエンジニアがやばい(良くない)から手伝ってと、以前の友達から言われ仕事を受けた。
友情によるしれっと依頼がよく見られるが、友人関係からの「バイブスでOKと答える男気」のスタンスでいた
こういうことをしていたため、圧倒的赤字になってしまった。
ただ、運用フェーズで大きな責任を任せてもらえたりしたので、いい機会ではあった。
炎上や揉め事を防ぐ契約書パワー
落とし穴はだいたい契約書で防げる
契約範囲外のことは、改めて見積もりするよという話
自分の単価を守って行くために
- 仕事をした分だけお金をもらうという当然のことを守るために契約書は不可欠。
- 自分が案件をこなしきれないものは受けないようにする。
単価ってどうやって決めるの?
正社員の人の時給を計算してみよう。
→ 月給を160割った値。
→ そこに20~35%上乗せすると、相場っぽくて美味しい。
→ 準委任(コミット契約)はこれでOK
請負は、納期に関するブレが最初期ほど大きいので
最大60%ほど値段を多めに、納期を120%ほど多めにすると良さそう。
例えば、
人月100万の人の時給:6250円
人月80万の人の時給:5000円
人月60万の人の時給:3750円
ちょっと高くない?
正社員では定期的に給料があるが、
フリーランスでは次がある保証は一切ない
いい仕事をして、その分の信頼とお金をゲットしよう。
会社によっては、フリーランスに出したほうが安くつくところもある。
どうやって案件を見つけるのか?
例えば、
- エンジニアの友達が起業し、(3年くらいたったらエンジニアがやめていって)一時的に手が足りないという場合
- 「同じ会社の文脈で」知り合いづてに連絡がくる
- 副業やりたいなって、周りにアピールする
- 昔趣味で一緒にコードを書いてた人と一緒に
やってはいけないこと
酒の席で知り合った人とその場で条件を出し合うこと
→ 再現性のないことを酒の席で言うことはできない。
NOといいつつ請求書を発行する勇気
大事かつ、めちゃくちゃ難しい
契約通りの仕事をしたが、追加でこれもお願いできない?という依頼が来たら、
→ 「無理です、請求書を送ります」と言おう。
相手が困っていることに自分も付き合ったら、自分が困る。
Q & A
Q1.
自分のキャパを超えないようにということがあったが、
例えば「作ったあとに脆弱性が見つかって、それの対応が自分のキャパを超えてしまう」など
予期せぬことが起きた場合のために、何か気をつけていることがあるか。
A1.
まず、もちろん自分でも色々なパターンでテストをする。
検品の時点で請求書発行できるとか、後から見つかった瑕疵についてはまた別ですとかいう契約を結ぶようにする。
Q2.
契約書のテンプレはどこから入手する?
A2.
ググって用語調べたり、テンプレ見つけたりして、自分に不利のないように編集したりする。
Q3.
危ない案件の見分け方は?
A3.
PMのいない案件は基本的に受けないです。
現場のエンジニアがいて、情報がちゃんと聞けてって状況がよい
そうでないと、炎上する。